うちの妻にかぎって…

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うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した8

「うちの妻に限って、絶対ありえないよ。」馴染みの友人たちと近所の居酒屋で飲んでいた時にたまたま話題に上っただけだった。嫁が僕の知らない所で別の男と浮気しているかもしれないという不愉快な冗談。強がって聞き流してはいたものの、正直なところ妙に動揺してしまったのを覚えている。嫁のことだから、どんなヤツが相手でも軽くあしらって終わりだろうと、そう思っていた。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した9

付き合いで行ったライブの帰り、妻と共通の友人達と飲んでいた時のことだった。「あれでも昔はよくナンパとかされてたみたいだよ」たまたま僕の妻の話題になった時、不意に放たれた友人の言葉に妙に心がさざ波立った。そんな話を聞いたことがなかったからだ。妻は、ナンパされてホイホイ付いて行くような女ではないと自信を持って言える。もしかすると、昔はそうだったのかもしれないけれど、少なくとも今はそんな軽い女であるはずがない。僕は妻を信じている。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した10

久しぶりに早く帰れたある日、妻と一緒に夕飯を食べている時のことだった。僕の大好物であるカレイの煮つけを作ってくれたこともあって、すこぶる上機嫌な僕が少し饒舌になっていたのは言うまでもない。たまたま点けていたテレビでは、主人公の奥さんが不倫をする内容の陳腐なドラマが流れていた。「おまえ不倫したことある?」「え…?ないけど…。」「そりゃそうだよな」一瞬、妻の目が泳いだ気がした…。

うちの妻にかぎって…妻は他の男にカラダを許したBEST

僕は妻を信じている。「うちの嫁にかぎって、それは絶対にない」妻が僕の知らない所で別の男に抱かれているかもしれないという想像。日に日に大きくなっていくこの奇妙な感情を抑えきれなくなり、僕は一つの決断をした。妻を騙す様で気が進まないが仕方がない…。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した11

「今日もやっぱり具合が悪そう…」妻はウチで飼っている金魚を泣き出しそうな顔で心配そうに見ている。縁日で取った金魚をとても大切に育てている妻の献身的な優しさは、僕が結婚を決めた理由の一つでもあった。うちの妻にかぎって、僕を裏切る筈はない。でも、もしかしたら…。間男の妻への執拗な甘い囁き、さりげないボディタッチの連続に怒りと嫉妬、悔しさで僕は気が狂いそうになる。そして妻は…。

うちの妻にかぎって…僕の妻はカラダを許した12

「化粧品なんか必要ないぐらい綺麗ですね」そう言葉巧みに妻に話しかける間男。例えばそんな風に言い寄られた所で、うちの妻に限って何も起こるはずはないと信じていた。僕に見せたことも無い様な笑顔で間男と会話を楽しむ妻を見て、その自信は脆くも崩れ去った。嫉妬と悔しさの激情に襲われながら、それでも最後まで妻を愛していようとそう心に誓ったが…。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した13

一眼レフカメラを肩からぶら下げ、雑誌の取材という理由でその男は我が家にやってきた。カメラマンという設定だからだ。妻には僕の知人であると事前に説明をしてあったから、そんなに怪しまれることもなかった。業界人特有のテンションの高さで僕の妻にも馴れ馴れしく接する間男にも、それに対しニコニコと応対する妻にも怒りが込み上げる。妻はこういう遊び人タイプの男性は嫌いなはずだ。徐々に妻へのボディタッチも増え、勢いで唇を奪おうとする間男に僕の嫉妬は限界を迎えようとしていた。頼む!そんな誘惑に負けないでくれ……。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した14

その男は僕の昔からの友人という設定で、家具のコーディネーターと装い家にやって来た。「奥さん、めちゃくちゃ綺麗ですね。」「いえいえそんなことないですよ。」そんなチャラついた言葉を真に受けて、まんざらでも無い妻の笑顔に腹が立つ。妻の隣に何気なく座る男、少しづつ妻に近づくその様子を見ているだけで、僕は頭が狂いそうになる。力強く妻を抱き寄せ、今まさに唇を奪おうとしている。「頼む抵抗してくれ!!」そう懇願している自分が居る中で、何故かその続きを見たいと思う自分がいた。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した15

出会いは友人に誘われたビーチパーティでしたね。元水泳部の奥さんのプロポーションは皆の注目の的でしたよね。健康的に焼けた褐色の肌と、はち切れそうな胸。押せ押せの貴方の強引なアプローチが功をなして見事にゴールイン。でも、押しに弱い奥さんって心配になりませんか?だって、きっと貴方以外の男性からもアプローチされてたかもしれないですよ?信じている妻が、知らない所で誰かに淫らに染められていく絶望感。今まさに不思議と背筋がゾクゾクしているんじゃないですか?

うちの妻にかぎって…妻は他の男にカラダを許したBEST2

僕は妻を信じている…。「浮気?ないない。見た目と違って一途な所に惚れたんだよ」元アパレル系ショップ店員の妻に僕以外の男の影なんて感じたことはなかった。あの間男が現れるまで…。妻が僕の知らない所で別の男に抱かれているかもしれないという想像は日に日に大きくなっていく。妻を騙す様で気が進まないが仕方がない…。待望のBEST第2弾。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した16

僕は妻を信じている。「お前の嫁さん、本当に美人だよなぁ……。」金曜の夜、地元の友人と行きつけの安い居酒屋で久々に飲んでいる時のことだった。あまりにも唐突な話題に、思わず苦笑いしてしまったのを覚えている。「あれだけ美人なら他の男がほっとかないんじゃないか?」酔った勢いで無茶苦茶なことを言いだす友人をたしなめる僕には余裕があった。なぜなら妻は浮気をしていないから。それだけは自信を持って言える。かなり真面目な性格の妻は、人の道に外れたことはしない。というか、できない。うちの妻にかぎって…。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した17

僕は妻を信じている。取引先の受付で妻を一目見かけた時、清楚できれいな笑顔の彼女は高嶺の花だった。話していくうちに僕の誠実さに心を開き、嫁さんになってくれた。まだまだ新婚ホヤホヤ、いってきますのキスも欠かさないほど一途に僕だけを想ってくれる自慢の妻に限って…。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した18

いつもサラサラのセミロングに整えられた黒髪を間男に優しく撫でられ、男の顔がゆっくりと近付いてくることに、妻は一瞬顔を下げてためらった。しかし、1度…2度…と唇を奪われた妻からはもはやためらいが消え、今度は自分から男の顔を引き寄せると舌まで潜り込ませる能動的な妻がそこにはいた…。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した19

「ああ見えて実は一途な所が結婚の決め手だったんだよ」学生時代の友人たちと地元の安い居酒屋で久々に飲んでいた時だった。「お前の嫁は美人でスタイルも良いし、派手だから男がたくさん寄ってきそうだよな」そんなことを言われて、思わず口をついて出てしまった。僕の妻は本当に真面目で面倒見が良く、性格的に浮気なんてしない、というかできない人間だということは分かり切っていたものだから少しムキになってしまったのかもしれない。強いて気になる事と言えば、元々アパレル系のショップ店員をやっていた妻は、仕事柄男女問わず交友関係が広いので、フェイ○ブックをマメにやっていることくらいのものだ。…昔の男とも繋がっていたりするんだろうか…?

うちの妻にかぎって…妻は他の男にカラダを許したBEST3

「今日もやっぱり具合が悪そう…」妻はウチで飼っている金魚を泣き出しそうな顔で心配そうに見ている。縁日で取った金魚をとても大切に育てている妻の献身的な優しさは、僕が結婚を決めた理由の一つでもあった。うちの妻にかぎって、僕を裏切る筈はない。でも、もしかしたら…他の男と?これはあなたが味わう絶望を詰めた4つの物語…。待望のBEST第3弾。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した20

「なんでお前にあんなベッピンな嫁さんがいるんだよ!」酔った同僚の言葉に、僕は思わず照れ笑いを浮かべてしまった。器量もスタイルも抜群で、一生分の運を彼女との結婚で使い果たしてしまったかのような奇跡だった。好きな仕事を辞め、専業主婦を選んで僕に尽くしてくれているうちの妻にかぎって「出来心」なんてあるはずがない…。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した21

僕の妻は浮気ができない性格…。誰もが不機嫌そうに、それでいて死んだ魚の様な目をしながら揺られている朝の通勤電車。そんな殺伐とした車内にうんざりしながら天井にぶら下がる中刷り広告に目をやると、あるトピックスが目に飛び込んでくる。「専業主婦の2割は日中の男性来客者に性的興味を持つ!」下品なほど太いゴシック体で書かれたその一文に僕はなぜか興味を持った。マイペースで穏やかな性格の妻は美人と呼ばれることが多いし、ピッタリサイズの服を着るとスタイルが良過ぎて目のやり場にこまってしまう。だけど、そんな妻はどうやら僕以外の男に興味がないらしい。「私は、あなた一筋だから」笑顔でそう話す妻を見ていると、本当に結婚してよかったなと心から思う。どうやら妻は根っからの浮気やウソをつくことができない性格なんだ。…でも、なぜか妻の携帯はいつもロックが掛かっている。

うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した22

僕に一途な妻だから…。「待っててね、すぐにご飯作るから!」仕事が忙しく帰る時間が不規則な僕に、妻はいつもできたての暖かい夕飯を用意してくれる。自慢話になってしまうけれど、妻は近所でも噂になるくらいの美人だし、料理も上手で気立ても良い。出会って10年近く経つがいまだに“僕が理想のタイプ”だそうで、妻は僕に首ったけらしい。夕食を済ませ、お茶を飲んでゆっくりしていると、リビングに無造作に置いてある買い物袋が僕の目に止まった。「あれ?またなんか買ったの?」「あ、うん。服買っちゃった。」「最近よく服買うね。」「んー。そうかなぁ?」きっと気のせいだと思うのだけれど、食器を洗いながら話している妻に少し動揺しているような素振りを感じた。『誰か気になる人ができると女性は次に会う時に着る服を探し始めるものよ。』つい最近そんなことを会社の女上司に言われたのを思い出し、妻のフェイ○ブックの交友関係がどうにも気になりだした…。

うちの妻にかぎって…妻は他の男にカラダを許したBEST4

気づいた時が絶望のはじまり…。「奥さんイイネ!可愛いね!」一眼レフカメラを肩からぶら下げ、雑誌の取材という理由でその男は我が家にやってきた。馴れ馴れしく接す間男にもニコニコと応対する妻にすら怒りがこみ上げる。徐々に妻へのボディタッチも増え、勢いで唇を奪おうとする間男に僕の嫉妬は限界を迎えようとしていた。妻が僕の知らない所で別の男に抱かれているかもしれないという想像。頼む…!そんな誘惑に負けないでくれ…。大人気シリーズ待望のBEST第4弾。

うちの妻にかぎって…妻は他の男にカラダを許したBEST5

過度な信頼は絶望へのいざない。僕は妻を信じているし、疑ったことすらない。だからこそ妻が間男の誘惑を当たり前の様に払いのける瞬間をこの目で見てみたかった。でも…、僕のいない所で僕以外の男と楽しそうに会話する妻を見るのがこんなにも腹立たしいことだとは思わなかった。「主人よりも気持ちい…」僕は自分の耳を疑った。本当に頭がおかしくなりそうだ…。妻が僕の知らない所で別の男に抱かれているかもしれないという想像。頼む…!そんな誘惑に負けないでくれ…。大人気シリーズ待望のBEST盤第5弾。

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